計算力を遊びながら楽しく伸ばせるボードゲームってないかな?
こんな疑問にお答えするべく、算数の教科書にも採用されたボードゲーム、『ナインブレイク』とそのルールについてご紹介します。
後半では手作りした方法についてもご紹介していますので、買うのはちょっとなぁという方はぜひ手作りに挑戦してみてください^^

小学生だけでなく、未就学児のお子さんでも簡単な足し算やオセロのルールがわかれば楽しむことができますよ^^
ナインブレイクは小学生におすすめの算数ボードゲーム
ナインブレイクは、遊びと計算を組み合わせた優れたゲーム性が評価され、平成27年度から学校図書版教科書小学校 算数2年下に「計算ゲーム」として採用されています。
文科省公認の算数ボードゲームというわけですね!
また、ナインブレイクの対象年齢6歳からとありますが、実際には3つの難易度が用意されており、一番簡単なものであれば8までの足し算ができるようになればプレイすることが可能。
我が家では年中さんでもプレイできました^^
ナインブレイクのルール・遊び方
ナインブレイクはオセロに足し算の要素をプラスしたボードゲームです。
オセロでは裏表が無地の白黒のコマを使うのに対して、ナインブレイクでは裏表に数字の書かれた赤黒のコマを使います。
4マス×4マスでプレイする場合
・各プレイヤーは1~4のコマをそれぞれ2個ずつ使う(計8個)
・コマは裏表が足して5になるようになっている(例:4の裏は1)
6マス×6マスでプレイする場合
・各プレイヤーは1~6のコマをそれぞれ3個ずつ使う(計18個)
・コマは裏表が足して7になるようになっている(例:1の裏は6)

ナインブレイクの遊び方のルールは上記図の通りで、オセロと同じく相手のコマを自分のコマで挟むことで、挟んだコマを裏返し自分のコマとるすことができます。
ただし、
挟んだ相手のコマの数字の合計が、自分のコマの数字の合計寄り小さくなる場所にしかコマは置けないよ!
つまり、その都度相手のコマの合計と自分のコマの合計を確認しつつ、どの数字を使っていくかを考える必要があるんですね。
というように、一般的なオセロよりも置くことのできる場所の制約が大きいので、考える力や計算力が鍛えられるんです。

例えば、上記左の図では赤4のコマを置いていますよね。
もしここに赤4ではなく赤1のコマを置いた場合、縦の黒2、黒1は裏返して赤のコマとすることができます。
しかし、斜めの黒3は挟んだ赤いコマの数の合計が黒3と同じ3になるため、裏返すことができません。
ここでは赤は2以上の数字のコマを置くのが正解となります。

また、上図のようにルールがもうひと捻りされており、ここに気付くか気づかないかでも勝敗が大きく左右されます!
コマの数字の合計が10以上の場合は、1の位の数になるよ!
例えば合計が13なら、3になるという感じ。
このルールにより、持ちゴマに小さな数字しかない場合でも、たくさんのコマを裏返して自分のコマとすることができたり、
逆に数字が大きすぎて10を超える場合には、コマを置くことができなくなるなどの逆転現象が起こります。
この現象は盤が埋まってくる勝負の後半に起こりやすいので、前半に大差で勝っていたのに、いつの間にか逆転されるなんてことも。
最後まで気の抜けない勝負になること間違いなしです♪
ナインブレイクを家にあるもので手作りしてみた

今回購入するか悩んだのですが、小学1年生と年中の子供たちには少し難しいかも?という不安もあり、まずは簡単に家にある材料で手作りして反応を確かめることにしました。
材料
- A4サイズの厚紙 1枚
- A4用紙 1枚
- ペットボトルキャップ 16個(4×4の場合)または 36個(6×6の場合)
- 無地のマスキングテープ
- マジック
- のり
作り方
盤の作り方
A4用紙に1マスが3.5cm×3.5cmくらいになるように、4×4または6×6のマスを書き、厚紙に貼ります。
上記写真のものはエクセルで作成したのですが、A4用紙1枚に収まるサイズにするために3.4cm×3.4cmの大きさで作成しました。
縦方向で印刷し、左右の余白は0に。
エクセルで列の幅を設定するには、該当の列を選択(この場合はA~F列)した状態で右クリック、列の幅をクリックして、

列幅に3.4cmと入力して「OK」で完了です。

同様の方法で行幅も既定の値に設定することができます。
コマの作り方
- 用意したペットボトルキャップの裏面にマスキングテープを貼ります。
- キャップの表面にマジックで数字を書きます。
(4×4マスの場合 1、2、3、4の数字を各4個)
(6×6マスの場合 1、2、3、4、5、6の数字を各6個) - キャップの裏面に貼ったマスキングテープにマジックで数字を書きます。
(4×4マスの場合 裏表の数字の合計は5)
(6×6マスの場合 裏表の数字の合計は7)
作るのが面倒だなぁと思われる場合は、迷わず正規品を購入しましょう(笑)
手作りしたナインブレイクで遊んでみた!
(小1 vs 年中)
それでは早速、兄(小1)と妹(年中)でプレイ!
まずはじゃんけんで先攻後攻を決め、オセロの要領で真ん中に各プレイヤーが2個ずつコマを置きます。この時、どの数字を選んでも構いません。
まず真ん中に➊と➊をおいて、、、と!


兄ちゃんは、、、、➊を③と①ではさんで、、、裏返してっと!


僕のコマは⑥を使うと④+⑥=10になって0になっちゃうから、、、ここは①のコマを使うのが正解だ!!


次はお母さんと対戦したい!!
ということで、このあと息子(小1)VS 母(30代)の戦いが繰り広げられたのですが、母が容赦なく勝ちました(笑)
うちの子供たちは負けず嫌いなので、手を抜いて勝たせてあげるよりもコテンパンにしてあげた方が、「もう一回!!」となるので、私も最初から本気対戦です!
ちなみに、娘は算数ワークなど全くの未経験ですが、下記記事でご紹介しているカードゲームのおかげで一桁の足し算はバッチリになった様子。ナインブレイクもなんなくできました^^

ナインブレイクのルール・作り方まとめ
足し算ね!簡単簡単!と思いきや、苦戦するのが10を超える数についてのルール、、、、。
そこがまたどんでん返しがあって面白いポイントでもあります!
でも基本的にはオセロのルールなので、ナインブレイクであれば簡単な足し算を理解しているお子さんなら、すぐに理解して楽しめるボードゲームなんですよね。
今回ご紹介した以外にも厚紙などで簡単に手作りできるので、一度作ってみてはいかがでしょうか^^
手作りだとクオリティや耐久性、収納が気になる!という方は、市販品がおすすめです。
以上、レッツあそまな!でした^^
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